『弱い力で矯正する痛みの少ない矯正治療』『歯の裏側からの見えない矯正治療』のにいさか矯正歯科

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まだ首都圏に「舌側矯正治療」が可能な医院が少なかった時代から、その分野で診療・治療を続けてきた「にいさか矯正歯科」。川口駅前にある医院内は、2014年に部分改装し、診療室内の壁やボード、床材などが一新された。窓から自然光を採り入れ、明るく清潔な室内にて患者にリラックスして治療を受けてほしいとの院長・新坂先生の思いが、この空間にこめられているようだ。

穏やかなお人柄で、患者やその家族とのコミュニケーションを大切にする先生だが、歯科医師の業界では、矯正歯科のスペシャリストとして知られる存在。

専門技術の分野である舌側矯正治療には、「これまで以上に力を注いでいくとともに、成人の方でも矯正治療は遅くないということを広めていきたい」と語ってくれた。

(取材日2015年6月2日)

可能な限り歯を抜かずに矯正しようとするのが当院の方針

新坂幸浩 院長

―現在の患者さんの層を教えてください。

当院は1996年の開業で、今年で19年目を迎えています。川口は駅前から少し離れるとマンションなど集合住宅地が広がっていますので、まずは地元に住む患者さんが多いですね。また駅前の立地ですし、歯科医院のなかでも専門性を有する矯正歯科ですので、埼玉県内では熊谷など遠方から通われる方もいらっしゃいます。

また、当院の特徴である、トータルフィーシステム(※後述)で治療費が安心ということで、県外や都内からも通っていらっしゃっています。患者さんの年齢層ではおおまかに、小学生のお子さんが3割、中学生・高校生が3割、そして大学生から30〜40歳代ぐらいの成人の方が3割という構成です。

―小児矯正の治療内容と、その際に心がけていらっしゃることは何でしょうか。

小学校低学年は、ちょうど6〜7歳で乳歯から永久歯に生え変わりの時期です。

その時点で前歯の噛み合わせが反対になっている、あるいは永久歯の生える隙間が足りないなど、今のうちに治療しておけば将来、治療する必要がなくなる、あるいは楽な治療ですむなどと、この時期の治療は顎の成長も利用できますので、矯正治療においてはとても重要で適切な時期といえるのです。

中学生くらいまでですと、お子さんの成長に合わせ、顎や歯の成長をうまく利用しながら矯正ができます。

矯正治療というと、どうしても上下合わせて歯を4本抜いて、そこに装置をつけてというイメージがあるのですが、当院では、成長期のお子さんには、可能な限り歯を抜かず、その成長を助けてあげて、将来的に矯正治療で歯を抜かずにすむようにしようと治療に臨んでいます。

―一方、成人矯正の治療内容はいかがですか?

にいさか矯正歯科・受付

今でも「歯の矯正治療は子どものときに受けるもの」というイメージを持たれている方も多くいらっしゃいますが、決してそんなことはありません。大人になってからでも矯正治療を受け、素敵な歯並びになることが可能なのです。

例えば、歯の裏側から矯正を行なう舌側矯正治療「見えない矯正治療」を選択されれば、オフィス勤務やプライベートの時間でも矯正治療中であることがわからないですから、ごく自然に普段通り日常生活を送りながら、治療も並行して行えます。

また、従来の歯の表側に装置をつける矯正治療でも、当院では費用の加算なく、透明で目立たない装置を選択できます。そうしたこともあり、現在では成人矯正の患者さんが増えています。

自ら矯正治療を受け、患者の立場に立ち得られた経験も治療に生かす

―「舌側矯正治療」の治療内容について、もう少し詳しくお教えください。

新坂幸浩 院長

舌側矯正治療は、歯の裏側に装置をつけるもので、メリットとしてはまず他人から“見えない”ことですね。次に、普通の表側からの矯正では、歯磨きを怠ると矯正中の虫歯のリスクがかなり高まりますが、舌側矯正では、歯の表側のエナメル質へのダメージがないことや、常に装置が唾液で洗浄されているため虫歯になるリスクが少ない、などです。当院では、治療にかかる期間は表側に装置をつけるのと同じです。

今でこそ都内にはある程度、この治療法を行なうクリニックも増えていますが、19年前の埼玉県内ではほとんどなく、いまでも積極的に舌側矯正を行なっている診療所は、県内には実感として少ないですね。昔、私が勤務医だった時代に勤めていた病院が日本の舌側矯正治療のパイオニアだったことから、この技術を習得し、開院後は治療した患者さんのクチコミなどでその実績が広まり、地元以外のエリアからも患者さんが来院されるようになりました。

また当院は矯正専門の歯科ですので、他の一般歯科からの紹介で来院される患者さんも多く、当院の初診患者さんの8割以上がご紹介です。それだけ一般の歯科医師に信頼され、また治療後の患者さんや家族の満足感が高いということでしょう。当院はスタッフも含めて患者さんを大切に、コミュニケーションを取りながら丁寧に治療していくことをモットーとしています。

―なるほど。患者さんの不安なども解消してから治療を進めていらっしゃるのですね。

そうですね。例えば治療以外でも、歯列矯正は自費診療になりますので、費用面を気にされる方も多くいらっしゃいます。当院ではトータルフィーといって、通院にかかるすべての治療費を含めた総額を診断時に確定し、通常は治療時毎にかかる調整料も必要ないシステムです。

そのため治療途中で追加費用は一切かかりませんし、この治療費も手数料なく治療期間に応じて分割(15〜30回程度)できますので安心です。

―先生ご自身も矯正治療を受けられたそうですね。

診療台

ちょうど当院を開業する1年前の勤務医の時期から治療を始め、開院時にも、わざと患者さんに見えるように(笑)、表側に金属の装置をして診療にあたりました。

その理由は、もう30代半ばの私でも、ちゃんと矯正治療ができるということをお見せしたかったからです。“患者さんの立場に立つ”という意味においても、意義ある実践だったかと思っています。ちなみに、私の息子、娘も小中学生時代に矯正治療を行いましたので、親の立場も経験しています。

患者とコミュニケーションを取ること自体が楽しい

―そもそも歯科医師をめざされたきっかけをお聞きしたいのですが。

実は私の家族・親族に医療関係者は一人もいませんでした。私もご多分にもれず子どもの頃は(今でも!?)甘いものが好きで、結果、虫歯治療で苦労した経験があり、将来は自分のような子どもが少なくなるように、自分が歯科医師としてやってみようという思いを抱いたことが歯科に関わるきっかけです。

東北大学の歯学部に入学し、最終学年の6年生の時の臨床実習では、歯科でもさまざまな診療科を経験するのですが、その中でも矯正治療に強い興味を覚えました。患者さんは、小、中、高校生の生徒さんや同年代の方が多く、学生だった私でもコミュニケーションを取りやすく、診療実習がとても楽しかった思い出があります。

卒業後は、同大学矯正学講座にて、歯科矯正学を専攻、その後は、こちらに戻って矯正歯科専門医院にて勤務医をしていました。

にいさか矯正歯科・待合室

―矯正歯科医として、この仕事のやりがいは?

来院された患者さんとコミュニケーションを取ること自体、楽しみながら治療にあたっています。矯正治療は一般歯科での虫歯治療よりも通院期間が長いので、大人の患者さんの場合は、治療中に趣味の話で盛り上がったり、お子さんの場合は、成長を見守りながら治療ができるのも“やりがい”といえるでしょう。治療にはご家族でいらっしゃる方も多く、そこから家族とのお付き合いも始まり、次は弟さん・妹さん、あるいはお母さん・お父さん、という具合に治療がつながっていくのも、ありがたいことだと思っています。

―休診日の過ごし方では、どのようなリフレッシュ法を実践されていらっしゃいますか。

新坂幸浩 院長

治療中はどうしても姿勢が悪くなりますので以前の話ですが、四十肩になって肩が上がらなくなったことがありました。そこで「これではいけない」と、現在ではスポーツクラブのヨガ教室に通って、常にリフレッシュを図っています。

ヨガをはじめて以来、体は実に好調です(笑)。いまではどちらからでも肩越しに後ろ手に握手できるほどです。そのほかでは、昔から歴史ものが好きで、余暇にはドラマや小説などを楽しんでいます。

最近ではNHKの大河ドラマ「黒田官兵衛」の影響で、北九州まで足を伸ばして小倉城などを見学しました。歯科医師としては患者さんをまず健康にという目的がありますが、当院のスタッフも含めて、まずは私たち自身が健康的でリラックスできて初めて、患者さんを癒やすことができるのではないか。

そんな考えから、昨年には治療環境の充実のために、診察室の改装も行いました。

窓からの外光を採り入れ、明るく清潔な室内で、スタッフも患者さんもリラックスして治療に臨んでいただけるのではと思っています。

お気軽にお問い合わせください TEL 048-241-4187 診療時間
午前 10:00 ~ 午後 13:00
午後 14:00 ~ 午後 18:30

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